現役塾講師漣が教える意外と知らない英語の知識シリーズ!

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【高校英文法】自動詞と他動詞の違いと見分け方について

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皆さん、こんにちは。

漣です。

 本日は、高校英文法解説編ということで、タイトルにもある通り

 

「自動詞と他動詞の違いと見分け方について」

解説したいと思います!

高校英文法は、中学英文法(高校入試レベル)の解説と異なりより細かくなっていくよ!

なので一言に「動詞」といっても他動詞と自動詞の違いについてで1記事書くことができてしまうくらい解説したいことがあるんだ。('ω')ノ

まず、皆さん「自動詞」と「他動詞」の違いについて知っていますか?

まずそもそもその用語すら知らない人も結構います。

今後、この自動詞と他動詞の違いを知ることは非常に大切なことなのでしっかり理解していきましょう。

 

 

それではまずは自動詞から!

 

§1 自動詞とは

 

 

簡単に言うと、目的語がなくても文章が完成したり、目的語をつけるときには、前置詞を使わなければならない動詞のこと。

つまり、自動詞は目的語を必要としないので、見分け方は、

「何を?」と尋ねてみて”意味の通らないもの”や”前置詞が必要なもの”を示す!

例えば・・・

Do you agree? (目的語がなくても文章が完成)
あなたは賛成ですか。

このagreeは自動詞となる。なぜなら、agreeは動詞で「賛成する」という意味だけど、これに対して「何を?」と尋ねると変になるよね。聞くなら「何に?」かな!?

このように、対応が変になるのは「自動詞」となるので覚えておこう!

ただ、自動詞は絶対に他動詞になれないかというとそうではない。

じゃあ、どうすればいいのかというと・・・

他動詞とする場合は「前置詞」が一緒になる。

Do you agree with them? 
あなたは彼らに賛成しますか。

(目的語を付けるときは、前置詞の with が必要)

 

He looked at me strangely.
彼は私のことを変な顔で見た。

この場合 He looked me ... とは言わないので、「~を見る」という意味では、この間に at という前置詞が必要になる。

He looked strange. では「彼は奇妙(変)に見えた。」ということで、この場合の look は「~のように見える(思える)」という意味になるよ。

この strange は目的語ではなく、形容詞なので補語になっている。

 

ただ look は他動詞として使われるケースもいくつかある。

*まあ、例外はつきものだから、頑なにルールに縛られないようにしようね!

Did I tell a big lie? Hey, look who's talking!
俺がひどい嘘をついたって?おい、お前に言われたくないよ。

この look を使った英文の直訳は「誰が言っているんだ。」という感じになりますが、ここでの look の意味も「見ろ」というよりも、「確認しろ」というニュアンス。

「誰が(そう)言っているのか確認しろ」というような意味合いから、日本語らしく訳すと、こんな感じ。

 

理解できた??

 

次に、他動詞について解説するね!

 

§2 他動詞とは

目的語がなければ文章が完成せず、目的語を付ける時に、前置詞を必要としない動詞のこと。

 

つまり、他動詞は目的語を必要とするので、見分け方は、

「何を?」と尋ねてみて、”意味の通るもの”+”前置詞が不要なもの”を示す!

 

例えば・・・


Did the police arrest those two burglars yesterday?
警察はきのうその二人の強盗を逮捕したですか。

これもまた、話の内容が分かっていれば、arrest で止めることは可能ではありますが、目的語を付けて終了するのが普通。

Yes, the police arrested them, but they escaped from a polise cell soon after that.
そうだよ、警察は奴らを逮捕したんだ、でもそのすぐ後に留置場から逃げたんだよ。

 

という風に、arrest(逮捕する)という単語に対して「何を?」と尋ねて意味が通るよね?

こういうのが、他動詞となる!

 

どうかな?理解できたかな・・・

じゃ、ここで小テスト!皆さんはここまでの知識で自動詞と他動詞の違いを見分けてみよう!

1. reach

2. mention

3. laid

4.attend

5.enter

*すぐ下に解答があるので終わったらスクロールしてみてね!

 

 

<解答>

1.他動詞

2.自動詞

3.他動詞

4.他動詞

5.他動詞

 

 

ただ、ここまで、他動詞と自動詞の違いが分かりやすくて分かったと思っている方実は、事前に話した通り、こんなに単純ではなく、例外として厄介な「自動詞にも他動詞にもなるもの」もある。

これは、今回の内容を複雑にしてしまう要素となってしまうので余力のある人だけ見てみてね!

例えば・・・

 

§3 自動詞と他動詞の両方になる動詞の種類の例

 

例えば・・・

This type of TV is now selling well.
このタイプのテレビが今よく売れている。

*この「sell」は目的語がないので「自動詞」となる。

ここでの sell は、「売れる」という意味で自動詞になります。

The store sells anything you need.
その店は必要なものは何でも売っている。

この「sells」はanythingという目的語があり、「売っている」の動詞に対して「何を?」と尋ねることができ、「あなたに必要なものを」という風に目的語は意味の通るもの+前置詞不要であるので「他動詞」にもなる。



Judy wrote to her mother about her new life.
ジュディーは、自分の新しい生活について母親に手紙を書いた。

これは、後ろに前置詞toがあるので、自動詞となる!


Judy was writing a letter at that time.
ジュディーはそのとき手紙を書いていました。
このwriteは、後ろに目的語がありwriteに対して「何を?」と尋ねることができ意味が通り、前置詞がないので、「他動詞」となる!

その他 hear や call のような簡単な動詞にも、上記のように自動詞になったり他動詞になったりするものがたくさんあるので、その都度気がついたら確認し、その使い方の違いを覚えていって下さい。
例えば・・・
I've never heard about that wired story.(自動詞の用法)
そんな変な話は聞いたことがないわ。

Do you hear me, Bob? (他動詞の用法)
ボブ、私の言うことが分かっているの。

 

 

ということで分かったかな??

皆さんの英語力が向上することに期待しています!

明さん、漣と一緒にこの英語ブログを通して英語学習引き続き頑張っていきましょうね!

 

本日の投稿内容はこれで以上です。

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お待ちしています。

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